平成27年6月17日に公布され「道路交通法の一部を改正する法律」により「準中型免許」が新設されることになりました。
新たな「準中型免許」は、若い人がトラックドライバーの仕事に従事しやすいように新設された免許で、普通免許の保有を前提とせず、18歳で取得することができます。
新たな準中型免許によって、トラック運送業界への若い人の就業間口が大きく広がり、高校新卒者をはじめとして若年ドライバーの積極採用に大きな期待がかかっています。
新生活様式になった今、大手ECサイトやコンビニ業界ではドライバーが足りていません。まさに物流業界は引く手あまたの業界とも言えます。
日本語・英語OK!免許取得で物流業界への就職も可能であり、外国籍の方は就労ビザの取得も可能です。スキルアップに準中型免許の取得をおすすめします。
- 準中型免許のここがポイント
-
- 学科(50問題)合格後、仮免許技能試験予約が可能です。
- 普通自動車AT限定免許を既に所持している方は、普通自動車AT限定解除試験に合格しなくても、受験は可能です。
- 車両総重量7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満のトラックが操縦可能です。
- 初めて免許を取得する年齢が18歳以上の方、準中型免許が受験可能です。
- 初めから準中型免許を取得される方が本免許技能試験に合格後、11時間の取得時講習を既に普通自動車の免許を所持している方は、合格後4時間の取得時講習を受講して頂きます。
中型5トン限定の免許を所持している方が、準中型の限定解除に合格した後の取得時講習はありません。
- 普通免許を取得している方は、準中型仮免許から取得して頂き、本免許路上試験を受験して頂きます。
- 中型免許5トン限定の方の限定解除試験は、場内試験になります。路上試験はありません。
準中型免許の主な概要
新たな免許制度で乗車可能なトラックの種類
- 普通免許(18歳~)
- 普通免許の対象となるのは、車両総重量が3.5トン未満の自動車です。主に小口商品の配送などで使用され、自家用のライトバンや軽トラックなどが大半を占めています。
- 準中型免許(18歳~)
- 準中型免許の対象となるのは、車両総重量が3.5トン以上7.5トン未満の小型トラックです。主に近距離の配送に使用され、宅配便やコンビニ配送などのトラックとしても多く使用されています。
- 中型免許(20歳~)※
- 中型免許の対象となるのは、車両総重量が7.5トン以上llトン未満の中型トラックです。中・近距離を中心に幅広い用途で使用されています。
普通免許等保有通算2年以上
- 大型免許(21歳~)※
- 大型免許の対象となるのは、車両総重量llト ン以上の大型トラックです。大型トラックは、主 に都市と都市の間を結ぶ幹線輸送など、長距 離で大量に荷物を運ぶ用途に使用されるほか、大きな建設資材や重量物なども輸送します。
普通免許等保有通算3年以上